2018年2月25日に開催される第12回東京マラソンに当選しました!

参加費の払込みも完了。
何と東京マラソンには2007年の第1回以来の参戦です。
（今まで欠かさず応募はしてきました。）

思えば、僕のランニングは東京マラソンから始まりました。
いろいろ思い出します。

当時ゴルフにハマっていたものの、なかなかスコアが伸びず「これは下半身強化が必要に違いない」と思い始めていました。
そのためには走るのがいいのだろうと思っていたものの…

もともと体育会出身の私は、走るのはそんなに好きではありませんでした。
むしろ嫌いでした。
誰が好き好んで42kmも走るなんて、なぜこんなつらいことをするのか、と思っていました。

「東京マラソン」なるものが始まると聞き興味を覚えました。
ずっと東京に暮らし、仕事も東京。コースも知っているところばかり。
地元東京をもっと知るために走るのも面白いかも、、、と思いました。
何より、下半身強化のためのトレーニングになるのではとも思い、気軽に申し込みました。

当時の抽選倍率は4倍くらい。
最初は落選だったんです。
追加の募集で当選。当選したのは確か11月くらいだったと思います。

全く普段走ることもなく、当選後に慌ててちょっと多摩川沿いを走ったりしてみました。
本番までに走った最長距離は18kmほど。
今考えると調整不足もいいところです。

当日はちょっと風邪気味。
のどが痛い。
天候は雨。
湿度があってむしろいいかと思いながらも、スタートの時はちょっと緊張。
中間地点を超えるところ辺りまでは順調に6分/kmくらいのペースで走りました。

異変が起きたのは26km過ぎ。
両方の大腿筋が同時に痙攣し始め、そこから先はだましだまし。
しょっちゅう立ち止まりながら屈伸、伸脚を繰り返す。
その横を明らかに僕よりお年を召されたおじさま、おばさまが笑顔で沿道に手を振りながら駆け抜けていく。
ゴールタイムは4時間55分。何とか完走、というよりは完歩。
どうにも悔しさが残りました。

もう一度挑戦したい。
次こそは文字通り「完走」したい。

そう思いトレーニングを始めたのがきっかけでした。
9か月後の11月。河口湖マラソン（今はコースも変わって「富士山マラソン」になっています）に参戦。
そこで4時間を切る3時間57分で最後まで走ることができ、とりあえずの目標をクリアしました。

その時、思ったことが二つあります。

1.もうちょっと練習すればもうちょっとタイムが伸ばせるんじゃないか。
2.ウルトラマラソンまで行けるか

河口湖マラソンまで完全に一人で練習し、誰からも指導を受けることはありませんでした。
ひょっとして、初歩の初歩からフォームを作り走ったらもっと早く走れるんじゃないか。
そう考え、自宅付近で土日に練習会をやっているランニングクラブがないか探しました。
日曜日の朝、駒沢公園で走っているランニングクラブがあることを知り、そこでの練習に参加し始めました。

今でもそこで出会った多くの人達と交流があります。
時々どこかに走りに行ったり、飲みに行ったりする仲間です。
（今の嫁さんとの出会いもそこでした）

そして「ウルトラマラソン」への挑戦。
その頃から「いつかはウルトラ、出るならサロマ」
そう考えていました。

確か、2009年に仲間たちと参戦した「湘南国際マラソン」の打ち上げの席でのこと。
このウルトラマラソンへの思いを表明。
するとなんと「俺も出る。一緒に出よう。」そう意気投合した人たちが6人も！

そして翌年の2010年6月。サロマ湖100kmウルトラマラソンに参戦。
気温が30度を超える過酷なコンディションの中、制限時間13時間のところ12時間50分で完走。

支えてくれる仲間の大切さを感じ、心強く思いました。
そして、あの苦しさを乗り越えたのだから大抵のことは成し遂げられる、と思えるようになりました。

その後3回のサロマ湖を含む5回の100kmマラソン、90kmを超えるトレイルランニングなどに参戦、完走。
独立企業と子供の誕生以来、以前のような練習はしなくなってしまっています。

そんな折に今年の10月の横浜マラソンに嫁さんと二人で当選。
さらに東京マラソンに当選。
まるで神様が「もう一回走れ！」と僕に言っているように感じます。

あの「はじまり」の東京マラソンから11年後の2018年2月。
コースは少し変わったものの再び参戦する機会を得ました。

この11年間の様々な記憶と経験と支えてくれた多くの人への感謝の気持ちとともに楽しみたいと思います。