資産運用EXPOに行ってきました。

昨日から3日間、東京ビッグサイトで開催されている「資産運用EXPO」に行ってきました。
同級生でもある先輩FP藤川さんのセミナーを聞くのと合わせ、情報収集に一通り中をのぞいてきました。
そして思ったこと。
「不動産投資の会社ばっかりだなぁ…」
少し前から流行りともいえるほど増えた「ワンルームマンション投資」
中古・新築を問わずワンルームマンション投資は多いのですが、「住宅系」(一棟アパート、ファミリータイプなど)のほか、
・「太陽光発電系」(地方の土地を購入し、そこに事業者が太陽光発電パネルを設置し系統に接続、売電収入を得る物で想定利回り10%前後)
・「工場、倉庫系」(住宅ではなく、工場や倉庫の賃貸物件での土地活用)
またすでに土地をお持ちの方の有効活用として、
・「コインランドリー」(コインランドリー設備付きのトレーラーハウスを購入し利用料収入を得るもの)
・「ガレージハウス」
・「海外不動産投資」
などのようなを扱う会社もありました。
不動産投資関連の出展が7割近くを占めている感じ。
不動産投資以外では、金やプラチナなどをはじめとした現物資産を扱う会社や先物取引の会社などが出店しています。
田中貴金属のブースでは31㎏の金塊をケース内に展示していたりもしました。(しっかりガードマンもついていました。)
また、システムトレードなどを扱う会社やネット証券会社なども出展。
藤川氏のセミナーは「人生100年時代のライフプランと資産運用とは」
おそらく300人くらい集めていたのではないでしょうか。
内容ももちろんですが、セミナー講師としてのスキルも高く、さすがだなぁという印象でした。
不動産投資会社の出展がやたら目立った今回の資産運用EXPOですが、それだけにそれ以外の出展者が印象に残りました。
資産運用の方法にはさまざまなものがあります。
不動産投資には不動産投資のメリット・デメリットがあります。
もちろんほかの資産形成・運用にもそれぞれにメリットデメリットがあります。
景気には波があり、良い時があれば悪い時もあります。
最近起きた金融危機ではリーマンショックが記憶に新しいところですが、それからもうすぐ10年が経とうとしています。
これまでの間、チャイナショックなどもありましたが、結果的にはリーマンショックのようなインパクトはありませんでした。
アベノミクス景気(第2次安倍内閣発足2012年12月、景気拡大の始期は2013年1月)は途中やや下落したように見えるところもあるものの、トレンドとしては上昇局面を継続しています。
すでに「いざなぎ景気」(1965年11月~1970年7月、57ヶ月)を超え、来年1月まで継続すれば戦後最長だった「いざなみ景気」(2002年2月~2008年2月、73ヶ月)と並ぶことになります。
景気の拡大はもはや日本の政治や経済だけでコントロールされるものではありません。
リーマンショック(2008年)、サブプライムショック(2007年)ともアメリカ初の経済危機でした。
このところ、拡大局面を継続してきただけに、市場はなんとなく楽観ムードが高いように感じますが、そろそろ何かが起きるかも、という気がしなくもありません。
本来投資とは一歩先を読むところから始まるものだと思います。
そういう意味で不動産投資は既にネタは出尽くしているといえるかもしれません。
不動産投資だけでなく、投資はその目的をしっかりと持っている必要があります。
資産を増やすことをを目的にする投資も、短期的に利益を出すことよりも中長期的な景気動向を予測しておく必要があるでしょう。
次の経済危機がいつ起きるかや、トリガーが何かは今のところ予測もつきません。
しかし、必ず起きます。
先を読むことは容易ではありませんが、何か起きた時にどのように備えるか。どのように対処するかをそろそろ考えてもよいころなのかもしれません。